痛みを感じるのはどこ?痛みを感じるのはなぜ?
という質問を良く受けます。
整体院の現場で良く見られる痛みに関しての話をさせて頂きたいと思います。
まず基本的に痛みを感じる箇所は、とても簡単にいうと3つあります。
- 傷ついている場所そのもの(受容器)
- 脳
- 1と2を繋ぐ神経
一つずつ説明をさせて頂きます。
① 傷ついている場所そのもの(受容器)
全身に受容器というものがあります。
五感と言われる視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚は良く知られていますね!そのうち前半の四つは目、耳、鼻、舌と存在する場所が限定されていますが、
触覚は全身で感じることができると皆さんも分かりますよね!
痛みを感じる痛覚受容器も全身に分布されています。
例えば膝をぶつけてしまったら、膝にある痛覚受容器が反応して電気信号が神経を通して、脳までぶつけたという情報を伝えます。
一般的な痛みの現れ方ですね!
② 脳
全ての情報は脳が司ります。
脳に問題が起こるときも、痛みを感じます。
脳出血などの異常があるときは直ちに病院へ行かなくてはいけません。
脳神経内科、脳神経外科に行っていただくことや、救急車を呼ぶことをすぐに実行しなければいけません。
これ以外に脳が「勘違い」を起こしていることもあります。
これは、体に問題がなくても脳が「痛い」と思ってしまっているケースです。特に骨や靭帯、筋肉、神経に異常がなくても「痛い」と思ってしまっていると、その痛みがなかなか取れません。
数字で表すことは難しいですが、整体院で働いていてこのケースに当てはまる方が多くいることを感じます。
このような場合には、痛みを感じる箇所の動きを少しずつ広げていって、「痛いかもしれないけど、もうこんなに動くんだよ。」と脳に教え込んでいくことが必要です。なかなか根気が必要な場合もありますが、この場合であれば私がお手伝いできることがたくさんあります!
③ ①と②をつなぐ神経
痛めた場所と脳を繋ぐのが神経です。
その神経が異常を起こしてしまう場合も痛みを感じます。神経に問題があるときは「痛み」だけでなく「痺れ」や「麻痺」を引き起こすケースがあるので注意が必要です。
神経に問題がある場合も、まずは脳神経外科、脳神経内科で診断を受けて頂きます。
特に神経についても、何が問題で神経が問題を起こしているのか?ということを考えなくてはいけません。
帯状疱疹のように神経がウイルスによって冒されているときは、薬、注射など投薬治療を行わないといけませんが、
坐骨神経痛などの場合は、筋肉が神経に負荷をかけることによって痛みを引き起こすことがあります。
この場合では当院でも、お手伝いできることがたくさんあります!
整体院でお手伝いできること
基本的に
①であれば整体院で施術をして改善するものがたくさんあります。
ですので私は、①②③のどこで問題を感知しているのかを見分けるようにしています。これはとても大事なことで、
②③である場合は、ちゃんと脳神経外科などの病院で検査を受けないといけません。時には急を要するケースもあります。(当院でも施術をせずに、そのまま病院へ行って頂いたケースが何度もあります)
検査を受けて、病名や原因が分かって、問題を解決できるのであればそれは、問題解決になるのでとてもいいことです。治療を全力で頑張ってください。
しかし、特に大きな問題がなく痛みが続くようだと、脳の勘違いが起きている可能性があります。
その場合はどのように対処したらいいのか?
既に述べていますが、痛くないことをとことん体と頭に覚えさせてあげることが大切です。
無理やり痛みを忘れようと思っても、脳が一度勘違いを起こしてしまうと中々元には戻りません。
だからこそ少しずつ体は痛くない。こんなに動くんだ。と気づかせてあげる運動を行なってあげてください。
それが難しい時はぜひ私に相談してくださいね!
関節の痛みや体の痛みは、どの程度なら動くのか?と言うことが分かっていないと怪我につながりますので、プロに任せてくださいね!
痛みについて、簡単に話してみた動画です。
よかったらみてみてくださいね!